2026年5月場所を振り返って 十両の優勝争い 11日目 風賢央ー炎鵬戦

 11日目。先に風賢央が土俵に上がり炎鵬戦だった。初顔合わせである。相撲は風賢央が当たって突き放したが炎鵬が左をのぞかせ、懐に入りかけた。しかし風賢央は右を差させず、炎鵬が左の差し手を抜くと押し合いとなった。その後動きが止まったが風賢央が炎鵬の動きをよく見ていた。それと同時に炎鵬のスタミナを削り、動かないと分かったところで機を見て一気に前に出て押し出した。

 勝った風賢央は1敗を守るとともに自身初の二桁勝利となった。取りにくかったとは思うが、結果として懐に入らせなかったことが勝因である。相手を見ながら落ち着いて取っており、勝ち急がなかったのも評価できる。

 負けた炎鵬は勝ち越しを前に連敗となった。本人が言うように好機は何回かあったが生かせなかった。ただ食らい付くのが炎鵬の相撲であり、これを続けていくしかない。確かに西14枚目であり、負け越せば幕下陥落を覚悟する必要がある。しかし幕下以下とは違って15日間相撲を取るので、星勘定ではなく一日一日の相撲に集中することが大事である。

続く