2026年3月場所を振り返って 優勝争いの3人が揃って敗れての霧島優勝

 霧島は負け残りで土俵下に控えていたが、豊昇龍の敗戦を見届けると表情が緩み、土俵に一礼した後ホッと一息といった感じで花道を引き揚げた。それにしても何という結末!。優勝争いの対象力士が三人以上で、14日目に揃って土がついての優勝決定は年6場所制となった1958年以降で初の珍事となる。また似たような例では1982年7月場所で1敗の千代の富士が隆の里に敗れたが、直後に若乃花が琴風に敗れ、千代の富士の優勝が決定している。三人以上が対象では例がない。

 それでも優勝したことは事実である。やはり12日目の豊昇龍との大一番を制したことが大きかった。また前日の王鵬戦で白星を伸ばしたのも優勝できた大きな要因である。

続く