マスコミに好かれる男! 一山本 課題

 新三役に向けては突っ張りだけで押し切れるほどの威力は持ち合わせていない。よって突っ張りに加えて頭を付ける、おっつける、廻しを取るなどあらゆる攻めをミックスすることが求められる。本人は「自分の中にはまだ開けていない引き出しがあるはず。どうにか探して開きたい」と語るが、私も引き出しがあると思っている。おそらく師匠をはじめ周囲が指摘できる部分ではなく、自身で探す類のものである。私も具体的には分からないが、単純に言えば手足の長さを生かすということである。個人的に手本にしてほしいのが宇良である。確かに相撲の取り口も体型も全く違う。しかし正攻法だけでは勝てないというのは共通している。また内容にこだわるのではなく、宇良のようにギリギリでも何とか白星を手に入れたいという執念がこれからは大事になってきそうな気がする。ここから上に上がるには、これまでも対戦相手を研究して相撲を取っているのは分かるが、更なる研究が必要だと思う。スピードは上位力士が相手でも通用しており、それ以外の部分を頭で補って欲しいと私は考えている。

続く