2026年1月場所個別評価 平戸海
今場所は東前頭6枚目だったが9勝6敗という成績だった。初日から白星と黒星が交互に続いたが8日目は豪ノ山に勝ち、ヌケヌケを解消した。そして後半戦は白星を伸ばし、12日目は若元春を寄り切って勝ち越しを決めた。
内容に関しては左前廻しを取っての速攻相撲で白星を挙げていた。また好調であり、いつも以上に出足が鋭かった。豪ノ山戦は当たってすぐに左前廻しを取ると豪ノ山に突き起こされたものの、右をのぞかせた後は反撃し、力強く寄り切った。そして12日目からは役力士との対戦となったが若元春戦は差し手争いから突き起こした後二本差すと構わず前に出て寄り切った。若元春が土俵際でうっちゃりを見せたので物言いが付いたが、若元春の左足が出るのが早く軍配通りとなった。翌13日目の王鵬戦は当たってすぐに二本差すと左を深く差して王鵬の右の腰に密着し、上手を与えず万全の体勢で寄り切った。両小結に連勝したということは三役で相撲が取れる地力があるということである。
個人的に少しだけ残念だったのは終盤の連敗である。また相撲内容的には二桁勝って欲しかったところである。千秋楽の若隆景戦は相手に上手く相撲を取られたので仕方がない部分もある。14日目の欧勝海戦は当たって左前廻しを取ると右も差して一気に寄り詰めた。しかし欧勝海に左上手を取られると寄り返され、そのまま浴びせ倒しで敗れた。元三役力士であり、上位力士を倒した実績を考えれば、入幕2場所目の力士に負けて欲しくなかったというのが正直なところである。速攻相撲が魅力だが、裏を返せば攻めが単調になりやすいので、時には時間をかけてじっくり攻めるのも悪くないかもしれない。
来場所は再度の上位挑戦となるが三役復帰を期待したい。最近は上位と当たる番付では負け越しが続いており、改めて真価が問われることになる。一方2場所連続12勝での優勝であり、混戦模様になっているのも事実である。よって付け入る隙はあるので上位力士を一人でも多く倒して存在感を示したい。
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