大嶽部屋継承に関して 元幕下友鵬に関して そうそうたる面子が弔問に参列

 そしてこれらの陰ながらの功績は友鵬が亡くなった後証明されることになる。亡くなったのは9月8日であり、9月場所前日だった。そして力士に負担を掛けたくない妻・智恵美は、自宅から近い葬儀場で送り出すことを望んだ。しかし貴乃花親方も大嶽親方も「部屋でやりましょう」と言ってくれた。

 通夜は9月場所2日目、告別式は3日目と重なった。それでも八角理事長をはじめとする親方衆、横綱白鵬ら関取衆は勿論、協会OBの元横綱三代目若乃花の花田虎上や元関脇高見山の渡辺大五郎の顔があった。そうそうたるメンバーが足を運び、開場前の部屋のそばにある公園は、体の大きな男たちでいっぱいになった。そして義姉は「友鵬さんって、いったい何者だったんだろうね」と事態をつかめない様子だった。世話人にも関わらずと言ってしまえば本人には失礼だが、たくさんの弔問客が訪れ、相撲協会全体から全幅の信頼を寄せられていたことが分かる出来事だった。まさにスーパー世話人、そして史上最強の裏方として後世に語られるべき人物である。

続く