歴史をつないだ男! 栃大海 来歴 新十両まで
序ノ口についた2018年1月場所は6勝1敗で序ノ口優勝決定戦に進出したが、高校の同級生である琴手計(後の琴勝峰)との対戦になり、勝って序ノ口優勝を果たした。なお琴手計とは本割の4番相撲で敗れていた。翌3月場所は序二段に番付を上げ、1番相撲で琴手計に勝利して7戦全勝とし、序二段優勝を果たした。次の5月場所で三段目に昇進したが続く7月場所で入門以来初の負け越しを経験した。しかし同年11月場所で幕下に昇進すると勝ち越しを続け、2019年7月場所では初の幕下15枚目以内となる西幕下7枚目となった。その後同年11月場所では初の5枚目以内となる東幕下4枚目まで番付を上げた。この場所は前半戦は3勝1敗だったが後半戦は3連敗して負け越した。
この後は幕下上位の番付には定着したものの、十両が目前となる5枚目以内には入れないといった状況が続いた。しかし2022年9月場所は西幕下4枚目となり、4勝3敗で勝ち越すと同時に幕下5枚目以内で初の勝ち越しとなった。次の11月場所は自己最高位の東幕下2枚目となったが5番相撲で負け越し、3勝4敗で終わった。
2023年3月場所は東幕下筆頭となり、新十両昇進に向けて待ったなしの場所だったが3勝5敗で負け越し、十両昇進を逃した。また同年9月場所も東幕下筆頭で迎えたが初日から4連敗し、またも十両昇進を逃した。
しかしその後は連続して勝ち越すと2024年3月場所は西幕下4枚目で5勝2敗の成績を残し、場所後の番付編成会議で5月場所での新十両昇進が決まった。併せて四股名を本名の塚原から師匠の四股名の「栃」と自身が海が好きなことにちなんだ「海」を入れた栃大海に変更することが発表された。越谷市によると越谷市出身の関取は阿炎に続き、栃大海で通算4人目となる。
続く
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