2025年5月場所を振り返って 十両の優勝争い 13日目まで 琴栄峰ー草野戦
12日目。草野は琴栄峰戦だった。琴栄峰が勝てば優勝争いでトップに並ぶことになる。また伸び盛りの若手同士の一番ということで見逃せない取組となった。
相撲は琴栄峰が立ち合いで思い切り左へ動いた。立ち合い変化は良いとは言えないが、勝ちたいという強い気持ちが出ていた。しかし草野は右を差し、琴栄峰の動きを止めた。そして右の腕を返して寄り切った。また寄り切った後は動きを止めており、地力の違いを感じさせる相撲内容だった。
12日目終了時点で2敗は草野、そして3敗は若碇と東白龍の2人となった。
13日目は若碇と東白龍の3敗対決となり、若碇が東白龍を押し出して3敗を守った。また若碇は西5枚目での10勝目であり、来場所の新入幕の可能性が出てきた。草野は欧勝海を上手投げで破り、2敗を守った。4敗力士は3人いるものの草野の調子を見れば連敗は考えにくく、優勝争いは草野と若碇の2人にほぼ絞られたと言っていいと思う。
続く
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