これぞ理想の横綱! 照ノ富士 2021年7月場所千秋楽の白鵬戦 白鵬に関して
白鵬は最後の優勝の場所であり、9月場所後に現役を引退した。一方照ノ富士は場所後に横綱に昇進しており、結果的にバトンタッチする形となった。よって私的には後世に語り継がれる一番でいいのではないかと思っている。
勝った白鵬はこの場所で引退することを決めており、何としても優勝という結果が欲しかった。前日の正代戦は徳俵の前で最後の仕切りをするという奇策を見せている。また膝はボロボロであり、全盛期に程遠いのは明らかである。確かに相撲はかち上げや張り手など荒々しい部分は見せたものの、照ノ富士の攻めに素早く対応できていた。流石は大横綱である。ただ勝った後のガッツポーズと雄たけびははっきり言って興ざめである。横綱としての振る舞いではない。場所後に八角理事長に呼び出され、師匠ともども注意を受けている。そして優勝した後引退届を提出しようとしたが、協会から「優勝しておいて、それはないだろう」と言われ、引退できなかった。結局9月場所後に引退届を出し、受理された。
続く
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