2025年3月場所を振り返って 優勝争い 14日目 大の里ー大栄翔戦
これで俄然やる気が出たのが大の里である。優勝の可能性が出てきたのだから当然である。結び前の一番で大栄翔戦だった。相撲は立ち合いで僅かながら大栄翔に踏み込まれた。しかし左のど輪で押し返すと体ごとぶつけて一気に後退させ、押し出した。前日は手痛い黒星となったが気持ちを切り替え、相手うんぬんではなく、自分の相撲を取ることに集中できていた。また肩の力が抜け、リラックスして取っているように見えた。千秋楽に向けて弾みがつく内容だったのは間違いない。取組後は無心を強調していたが、優勝については「もう、ないものと思っている」と語っていた。師匠の二所ノ関親方からは、3敗は優勝争いから脱落を意味すると教えられており、目指しているものは優勝以上に高いレベルでの安定した成績のようである。
14日目終了時点で3敗は大の里と高安の2人となり、4敗は美ノ海、安青錦、時疾風の3人となった。大の里は琴櫻戦が、そして高安は阿炎戦が組まれた。また4敗力士はいずれも三役力士との取組となり、優勝争いの5人の中で一番先に土俵に上がるのは高安となった。よって本割で高安が勝てば4敗力士の優勝の可能性は消滅することとなる。調子を見れば大の里が琴櫻に負けることは考えにくく、4敗力士の優勝の可能性はないと予想していた。ということで高安が阿炎に勝てるかどうかがポイントである。高安に優勝して欲しいという気持ちはあるものの、やはり大の里の方が有利と見ていた。
続く
最近のコメント