角界の鉄人! 玉鷲 来歴 2016年~2017年まで

 2016年9月場所は西前頭6枚目だったが10勝5敗の好成績を挙げ、翌11月場所は10場所ぶりに小結に復帰した。この場所は初日に横綱・日馬富士を押し出しで破ると6日目は先場所全勝優勝を果たした豪栄道に勝ち、連勝を20でストップさせた。この場所は一横綱三大関を倒す活躍で10勝5敗の好成績を挙げ、初三賞となる技能賞を受賞した。新入幕から所要49場所での三賞初受賞は和歌乃山、板井に次いで3番目のスロー記録となった。また初土俵から所要77場所は外国出身力士で最も遅い受賞である。

 2017年1月場所は新関脇となった。初土俵から所要77場所、新入幕から所要49場所はいずれも史上5位のスロー昇進であり、モンゴル出身では照ノ富士以来9人目の新関脇である。この場所は9勝6敗で勝ち越し、自身初となる幕内4場所連続での勝ち越しとなった。この後は三役に定着したが、9月場所は2日目の高安戦で右足首をひねり、それが原因で7勝8敗で負け越した。次の11月場所は7場所ぶりの平幕となったが初日は稀勢の里から金星を挙げるスタートを切った。その後は14日目と千秋楽は優勝争いをしていた隠岐の海と北勝富士に連勝し、幕内では自己最多となる11勝を挙げて場所を終えた。

続く