紫雷は入幕できるのか? 始めに
去年の12月23日に2025年1月場所の番付発表があり、モンゴル出身の玉正鳳が新入幕となった。所要79場所は外国出身力士としては最も遅いスロー昇進である。また戦後8位の高齢となる31歳9か月での新入幕となった。
そして十両では紫雷が自己最高位の東十両2枚目まで番付を上げた。新入幕が見えてきたが、年齢は玉正鳳より上で33歳である。そして新入幕となれば学生相撲出身者では最も遅い記録となる。昇進すれば玉正鳳以上に話題となりそうである。
さて紫雷に関しては以前「頑張れ芝!」「頑張れ芝(紫雷)!のその後」というテーマで2回取り上げた。前者では十両に上がって欲しい力士として記事にした。後者ではめでたく十両に上がれたものの、不祥事による処分待ちで出場自粛していたため全休し、土俵に上がれなかった。そして改めて十両に昇進するまで1年半かかり、ようやく化粧廻しを披露することができた。本人を語ると同時に幕下上位の厳しさを理解して欲しいという意味を込めて記事にした。
曲折を経て自己最高位を更新した訳だが、入幕の可能性のある地位に上がったこと自体、私としては嬉しく思っている。本人には悪いが、予想していなかっただけに尚更である。それでは改めて紫雷を紹介したい。
続く
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