奄美を背負って立つ男! 明生 今後に向けて
11月場所は14日目に勝ち越しを決め、3場所ぶりの勝ち越しとなった。また九州・沖縄出身の幕内力士で唯一の勝ち越しとなった。本人も嬉しかったようである。そして今場所優勝争いを演じた豊昇龍は大関だが、サポートする考えは全くなく、自らも番付で追い付きたいようである。追いつくためにはまずは三役に復帰し、定着することが求められる。
一方奄美出身力士でいえば現状では大奄美が明生を追い越すことは考えにくく、当分は先頭を走ることになりそうだ。自身が活躍することで地元のアピールにもなるはずである。
最後に明生はぶちかましてからの正攻法の相撲が持ち味だが、懐に入るタイミングの上手さはやはり奄美出身ならではである。今後も持ち味を発揮しそうである。上を目指すには前に出る圧力の強化が課題である。四つに組んでからではなく、相手を一気に土俵の外へ押し出す相撲が増えれば楽しみが増えてくる。また押す力をこれまで以上に増して欲しいというのが私の願いである。
終わり
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