この部屋に注目! 中村部屋 二部制の稽古 朝食に関して
朝起きればすぐに猛稽古、終わればちゃんこ、ちゃんこの後は昼寝、起きると夕食を取り、就寝する。1日2食、昼寝付きが従来の相撲部屋の1日である。
ところが中村部屋は1日3食、朝食から始まる。稽古も午前と午後の二部制を取り入れ、週休2日制である。また相撲を取る稽古も週3日までと制限している。この部分は二所ノ関部屋と同じである。
師匠は語る。「体に栄養がある状態で体を動かすのがいいと考え、現役時代から1日3食でやってきた。部屋を持てば自分のルールで運営できる。その時は導入しようと思っていた」
中村親方の現役時代の師匠は元大関・琴風であり、稽古は厳しかったのかもしれないが、柔軟な考え方ができるタイプに見えた。よってある程度は自分の考えのもとで稽古やトレーニングができたものと思われる。
朝7時前、調理場に師匠自らが立ち、力士8人分の朝食を作り始める。ブルーベリー、ナッツ、オーツ、プロテインなどを入れた特製スムージーである。またスムージーにしたのも力士に朝食の準備など余計な手間を掛けさせないという師匠の配慮のようである。中身は友風が考えたようだ。また相撲界は親方が絶対で、力士がイエスマンである。その中でもなるべく力士が意見を言える、それも番付関係なしを目指していると師匠は話している。
続く
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