なぜ御嶽海は大関に上がれないのか? 続編 その2
さて今回調べたのは役力士との対戦成績である。まずは横綱である。
白鵬 4(ー1)ー11
鶴竜 6(ー1)ー8
ー1は不戦勝である。負け越してはいるものの白鵬には3回、そして鶴竜には5回勝っており、番付ほどの力の差はない。ただ鶴竜は3月24日に引退を表明した。また白鵬は右膝を手術し、7月場所で進退を懸けることになる。3月場所を観た限りでは引退間際であるのはほぼ間違いなく、対戦する可能性はかなり低いと思われるので今後の参考にはならないと言える。
次に大関戦である。
朝乃山 6-4
正代 12-11
貴景勝 9(+1)ー10
+1は優勝決定戦での勝利である。対大関戦は朝乃山、正代には勝ち越しており、貴景勝戦もほぼ互角である。貴景勝から見れば御嶽海戦は膝を大怪我した一番や優勝決定戦に敗れた一番もあり、嫌なイメージを持っているものと思われる。対大関戦だけを見ればなぜ大関になれないのかが分からない。なぜなら大関と互角に戦っているのだから。
続く
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