2024年9月場所個別評価 白熊

 今場所は東前頭16枚目であり、新入幕の場所となったが4勝9敗2休という成績だった。4日目までは2勝2敗だったが5日目からは5連敗し、勝ち越しに向けて後がなくなった。その後は連勝するも12日目は狼雅に敗れ、負け越しが決まった。取組後は左足首を痛め、足を引きずっていた。そして13日目から休場した。

 さて白熊の紹介をしたい。白熊は福島県須賀川市出身で二所ノ関部屋所属であり、年齢は25歳である。また身長186センチ、体重174キロであり、右四つ・寄りを得意としている。出身校の海洋高校と日体大は大の里も通っており、大の里の1年先輩となる。また日体大出身の阿武剋も新入幕を果たしており、同じ大学から同時新入幕は、2016年3月場所の明瀬山と大翔丸(ともに日本大学)以来8年半ぶりとなった。

 内容に関しては得意の右四つに組み止める相撲はほとんど見られなかった。また錦富士、高安、竜電など左四つが得意であり、けんか四つの相手には差し手争いで負けており、物足りなさが残った。ただ十両上位での勝ち越しはなく、東十両8枚目からの新入幕ということで家賃が高かったということかもしれない。それでも入幕して幕内力士の強さを肌で感じたことは今後プラスになるはずである。

 また先述の通り大の里は高校、大学の1年先輩であり、大の里をサポートする存在でもある。そして場所中の夜は一緒に外食に出掛けるのが恒例のようである。それに加えて稽古相手という部分でも大の里にとっては不可欠な存在と言えそうだ。いずれは大の里を援護射撃できるような存在になりたい。

 11月場所は十両で出直しとなるが、もう少し十両で揉まれた方が良さそうに私には見える。前に出る圧力を強くすることと、右四つの相撲に徹底してこだわることが今後の課題である。地力を付けた上での再入幕を期待したい。