納谷四兄弟について その4

 さて納谷四兄弟の紹介をしようと思うが、母の美絵子さんによると「四人とも力士にする」という貴闘力の絶対的な方針の下で育ったようだ。そして長男は途中で格闘技に転向し、プロレスラーとなっている。それ以外の三人は貴闘力の希望通り角界入りしている。それでは長男から紹介したい。

 長男の幸男はプロレスラーであり、年齢は26歳である。埼玉栄高校で1年まで相撲部に在籍していたが、2年生からキックボクシングのジムに通うようになった。そして卒業後は佐山聡が設立したリアルジャパンプロレスに入団。しかし2015年に内蔵の病気が見つかり、手術を行い、その療養期間が1年程度かかったため、デビューまで4年半の歳月を要した。その後2019年5月1日、リアルジャパンプロレスからDDTプロレスリングに移籍している。

 どうやら話によると相撲の才能はあったようである。埼玉栄高校相撲部の山田監督も才能を認めており、貴闘力も4人の中では長男が一番素質があったと語っている。また貴闘力によると野球賭博で解雇された時に反抗期とぶつかったのが格闘技転向の原因であると話している。 

 美絵子さんは長男をおっとりタイプと言っている。あくまで自分の想像だが、長男は元々格闘技に興味があったものの、貴闘力の方針に従って相撲を取っていたのだと思う。しかし格闘技への思いが次第に強くなり、プロレスラーに転向したのではないかという感じがする。

 身長201センチ、体重130キロと非常に立派な体格をしている。また肌も色白であり、大鵬の血が受け継がれているのが分かる。体を見ると角界入りしなかったのは勿体無いと思うのはおそらく私だけではないと思う。しかし素質があっても相撲を取りたいという意思がなければ仕方がない。プロレスラーとして頂点に立つことを期待したい。

 また2020年12月23日には貴闘力が経営する焼肉店の店内と外で2対2のタッグ戦が行われ、貴闘力もプロレスに乱入したようである。長男は角界入りしていないので貴闘力が絡む上での障害はない。今後も長男のプロレスに貴闘力が参戦する可能性は十分ありそうである。また貴闘力のリング復帰の可能性もあるので今後も注目したい。

続く