2021年の大相撲を占う その6

 他にも小兵力士とは言えないが若隆景、翔猿、琴恵光、豊昇龍などは体重が130キロ台の軽量力士である。こういった力士が活躍すると技をたくさん持っているので観ていても楽しくなる。一方巨漢力士同士の相撲はどうしても寄るか押すかだけの味気ない取組になってしまいがちである。勿論当人に非はないが、観る方とすれば投げ技や足技を見たいものである。また十両には膝の大怪我から番付を戻してきた宇良がおり、幕内復帰を期待したい。

 ということで大相撲1月場所が始まったが関取16人を含む力士65人のほか、親方や行司、呼び出し、床山を含めると83人が休場する異例の場所となった。普通に考えればこれ以上休場者が出るような事態になれば中止の可能性も十分ある。その部分で言えば純粋に相撲を楽しめなくなっている自分がいる。取りあえず私は相撲を観る一方、新型コロナ感染の成り行きを見守りたい。ただ相撲を取る側の立場に立つと複雑な心境になる。やはり今は新型コロナ感染の収束を願うしかなさそうだ。

終わり