嫌らしい相撲を取る男! 翔猿 来歴 高校時代まで
それでは翔猿を紹介したい。翔猿は東京都江戸川区出身で追手風部屋所属であり、年齢は32歳である。そして身長173センチ、体重135キロであり、押しと叩きを得意としている。現在十両の英乃海の実の弟であり、3つ年下である。相撲を始めたのは、江戸川区立上一色小学校一年生だった頃に兄が通っていた地元の相撲道場について行ったことがきっかけであった。また兄が葛飾白鳥相撲教室へ移籍した際には、自身も同行して移籍した。そしてこの相撲教室には1つ年上で小学校は別であったが同じ幼稚園だった幼馴染の剣翔がいた。この頃は相撲以外にもサッカーや水泳、野球に親しみ、将来はプロ野球選手になることを志していた。しかし中学校へ進学すると相撲と野球の両立ができなくなったため、野球を諦めて相撲一筋となった。野球を諦めたのは、道場の稽古が厳しくて「野球に専念したい」とは言い切れなかった末の結果であった。
葛飾区立大道中学校では三年次に出場した全国中学校相撲選手権大会で団体優勝したことにより団体戦の楽しさに目覚め、高校は英乃海や剣翔と同じく埼玉栄高校へ進学した。高校の同期には北勝富士がいる。二年次には全国高校総体相撲競技大会の団体優勝に貢献するなどの活躍を見せたが、三年次の同大会では団体優勝できなかった。それでも岩崎(翔猿の本名)は当時の同年代の高校相撲選手の憧れだった。宇良は2021年9月場所中日に翔猿との幕内初対戦を制した。その際に宇良は「自分は高校の時、全国大会に出られる身じゃなかったんで、ずっと翔猿関の活躍を見ていて・・・。体も大きくないのに、凄いなと思って見ていました。その時のことを思うと、この土俵で戦えたことは勝ち負け関係なく嬉しかったですね」と振り返った。
続く
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