今年の大関候補2024 始めに

 去年一年に関しては横綱を含めると一横綱一大関で始まった。そして5月場所後に霧馬山、現在の霧島が、7月場所後に豊昇龍が大関に昇進した。一方貴景勝は1月場所で優勝を果たすもその後右膝を痛め、9月場所はカド番に追い込まれた。しかしカド番を脱出しただけでなく、4度目の優勝を果たした。ただ11月場所の綱取りには失敗し、一横綱三大関で今年を迎えた。

 また去年に関しては7月場所が大関獲りの最大のチャンスだった。上位力士が少ないということで内容が良ければ星数に関わらず大関に上げると審判部が明言した。また複数上げる可能性も示唆した。そして大関獲りには豊昇龍、大栄翔、若元春の3人が挑戦したが結局大関に上がったのは豊昇龍一人だった。結果論だが、大栄翔と若元春は大関獲りの最大のチャンスを逃した格好となった。

 しかし今年は役力士が増えたとはいえ照ノ富士は去年は6場所中5場所で休場しており、追い込まれてきている。そして貴景勝は首を痛めている。ということで照ノ富士は引退、貴景勝は大関から陥落する可能性もあり、引き続き大関の誕生が待たれるところである。

 去年との違いは去年は誰が大関に上がるか分からない状況だった。しかし今年は1月場所で大関獲りの琴ノ若がおり、大栄翔も1月場所でハイレベルの成績を残せば大関昇進の可能性がある。

 それでは今年の大関候補を紹介したい。琴ノ若、大栄翔、若元春、熱海富士、豪ノ山、朝乃山、大の里の7人である。

続く