2023年7月場所を振り返って 最初に
2023年7月場所は関脇豊昇龍が12勝3敗という成績で初優勝を果たした。14日目終了時点では豊昇龍を含めトップが3人並んでいたが本割で新入幕の伯桜鵬との3敗対決を制すると優勝決定戦では平幕の北勝富士を押し出しで破り、優勝を決めた。また千秋楽に勝ったことで大関昇進目安となる三役三場所合計33勝に到達した。そして決定戦も含めて相撲内容も良く、審判部が大関昇進に向けた臨時理事会を八角理事長に要請したことで大関昇進が確実となった。看板力士で言えば照ノ富士と貴景勝は休場、そして新大関霧島は途中出場するも負け越しということで豊昇龍にかかるプレッシャーは大きかったと思う。しかし千秋楽は二番ともに厳しい表情をしていた一方、冷静に相撲を取り、平幕力士の挑戦を退けた。役力士としての役割を果たしたという点では大いに評価できる。年齢も24歳と若く、今後が非常に楽しみである。それでは優勝争いを振り返っていきたい。
続く
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