2026年3月場所を振り返って 十両の優勝争い 優勝決定戦 若ノ勝ー出羽ノ龍戦
そして二人が敗れたので4敗の一意にも優勝の可能性が出てきた。勝てば優勝決定巴戦となるところだったが竜電に敗れ、優勝の可能性が消滅した。よって若ノ勝と出羽ノ龍による優勝決定戦となった。
両者は11日目に対戦しており、その時は若の勝の突き押しを出羽ノ龍が下からあてがって凌ぐと押し返し、送り出しで勝っている。この相撲を観た限りでは出羽ノ龍の方が有利にも見えるが実績は若ノ勝の方が上であり、どちらが勝つかは何とも言えない。本割での対戦を踏まえて両者がどう相撲を取るかといったところだと思う。
最後の仕切りは腰を下ろしてから長いにらみ合いが続いた後出羽ノ龍が突っかけ、2回目の立ち合いで立った。また十両の決定戦にしては両者気合が入っており、何としても勝ちたいという気迫が見えた。相撲は若ノ勝が突き起こそうとしたが出羽ノ龍が二本差すと粘ろうとする若の勝を寄り切り、十両優勝を決めた。
勝った出羽ノ龍は本割以上に完勝だった。先場所は新十両で勝ち越したものの後半戦は連敗しており、私的にはやや物足りなさが残った。しかし今場所は実力をいかんなく発揮した。前さばきが上手く、体が柔らかいので、あとは速い相撲が取れるかどうかである。また本格化した印象もあり、十両上位に上がる来場所が試金石となる。
負けた若ノ勝は完敗に終わり、2場所連続優勝を逃した。しかし場所を通して見れば引いた場面はほとんどなく、突き押しに徹したからこその大勝ちだったと言える。決定戦で負けたからと言って悲観することはない。来場所は新入幕となるが、自分の相撲を取って勝ち越しを目指したい。
終わり
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