2026年3月場所を振り返って 優勝争い 11日目 豊昇龍ー高安戦
そしてもう一人の2敗の豊昇龍は高安戦だった。過去の対戦成績は高安の10勝6敗と高安がリードしている。また直近は豊昇龍の4連勝中だが先場所は土俵際でのとったりで辛うじて凌いでの白星であり、決して取りやすい相手とは言えない。
さてこの取組は時間前からヒートアップしていた。自然な形で高安が挑発しており、25秒間にらみ合いが続いた。そして時間前の仕切りでは高安が片手を付いて立つ姿勢を見せたが豊昇龍がスルーした。リアルタイムでは観れなかったが、時間前から緊迫感があり、雰囲気を察知した館内は大いに盛り上がった。
そして最後の仕切りもお互いに長くにらみ合った後で立った。相撲は高安がモロ手で当たった後左を差そうとした。一方豊昇龍は高安のモロ手突きを受けた後で右上手を取ろうとした。しかし高安の左差しを嫌い、とっさに左へ回り込んで引き落とした。速い動きで高安の攻めをかわした。
勝った豊昇龍は2敗を守った。何より高安の挑発に乗らず、落ち着いて相手をさばいたことは評価できる。以前なら頭に血が上っていたところだが、横綱に昇進して1年が経ち、経験を積んできている。あとは横綱初優勝という結果が欲しい。
11日目終了時点で1敗は霧島一人となり、単独トップに立った。そして2敗で豊昇龍、琴勝峰、豪ノ山の三人が追う展開となった。
続く
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