マスコミに好かれる男! 一山本 大熱戦となった2025年7月場所12日目の大の里戦
この場所は西前頭8枚目だったが好調であり、9日目に勝ち越しを決めた。そして12日目は抜てきされての横綱戦となった。当然ながら2個目の金星を狙うため事前に秘策を練った。そして導き出した結論はこうだった。「勝つには相手に引かせなければならない。そのためには手を伸ばして突っ張るんじゃなく、おっつけかなと。自分が我慢したら引いてくれるんじゃないか」
そして実際思い描いた通りの相撲となった。頭で当たり、大の里の右差し狙いを封じると大の里がまともに引いてきたところを一気に走った。自身も腹から落ちており、軍配をもらったものの物言いが付き、同体取り直しとなった。
取り直しの一番も頭から当たって突き起こし、大の里に引かせた。しかし大の里に左からおっつけられて横を向かされると形勢が逆転し、最後は押し出された。取組後は「悔しいなあ。あと一歩ですね」とつぶやいた。しかし二番とも見せ場を作った相撲内容に「あと一歩足りなかったけど、作戦は間違っていなかった。自身につながったのは良かった」と大きくうなずいた。
確かに惜しい内容だった。しかし結びでの取り直しということで館内が非常に盛り上がったのも事実である。また横綱戦であり、横綱が簡単に勝たせてくれるはずがない。それでもおっつけの作戦は間違っておらず、作戦の練り方が非常に上手かった。負けたとはいえ相手の弱点を突いた上で自身の持ち味を生かしていた。結果は出なかったものの、存在感を見せた一番だったと言える。
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