2026年1月場所個別評価 羽出山
今場所は西前頭17枚目で新入幕の場所だったが2勝13敗の大敗に終わった。初日からなかなか自分の相撲が取れず、8連敗で負け越しとなった。しかし9日目は友風を押し出し、待望の幕内初白星となった。しかしその後もなかなか白星が挙がらず、来場所は十両からの出直しとなった。
それでは羽出山を紹介したい。羽出山は東京都東村山市出身で玉ノ井部屋所属であり、年齢は26歳である。また身長194センチ、体重141キロであり、突き、押しを得意としている。足立新田高校3年次に高校相撲金沢大会で個人優勝の実績を残して東洋大学へ進学し、2年次と3年次にいずれも全日本相撲選手権ベスト8の実績を残した。そして大学卒業後は東洋大学OBの東白龍に誘われて玉ノ井部屋に入門した。また三段目最下位(100枚目)格付出での初土俵となった。
さて内容に関しては自分の相撲が取れずに苦しんだ。モロ手突きも二本差す立ち合いも通用せず、見せ場も作れないまま負け越しとなってしまった。そして9日目は前日に師匠の玉ノ井親方から「明日は解説だから勝っても負けても元気のある相撲を見せてくれ」と言われた。そして友風戦は前に出る相撲を取り、土俵際で叩かれて物言いが付いたものの軍配通りとなり、初白星となった。師匠の助言を守っての白星ということで師匠も内心胸をなで下ろしていたに違いない。
翌日以降は白星には恵まれなかったものの、体の動きが良くなって攻防のある相撲が取れていた。手足が長く、廻しを取っての出し投げもあるので、突っ張れなかったとしても相撲が取れるタイプである。ほろ苦い場所となったが、番付が上がったからこそ見えた世界もあったと思う。この経験を次に生かしたい。
来場所は西十両9枚目となった。十両3枚目以内での勝ち越しはなく、まずは地力を付けたい。また勝ちにこだわるのではなく、幕内でも勝ち越せるような相撲内容が求められる。突っ張りを磨くことは勿論、下半身の強化も不可欠である。また同郷の志村けんさんの家族と親交があるようであり、幕内に定着したら、志村けんさんの(デザインが施された)化粧廻しで土俵入りができる可能性もあるみたいだ。しばらくお預けとなりそうだが、まだまだこれからの力士である。もっと力を付け、気運を高めた上で化粧廻しの夢を叶えたい。
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