2026年1月場所を振り返って 優勝争い 13日目 豊昇龍ー安青錦戦
そして2敗の安青錦は結びで豊昇龍戦となった。過去の対戦成績は安青錦の3戦3勝であり、先場所の優勝決定戦を含めると安青錦の4戦4勝となる。また相撲内容も安青錦が横綱を圧倒している。よって勝敗以前に豊昇龍がどういった相撲を取るかが非常に興味深かった。
相撲は安青錦がいつものように頭と両手で当たったのに対し、豊昇龍はモロ差し狙いで臨んだ。そして一歩、二歩と豊昇龍が前に出て二本のぞかせ、安青錦の上体が起きかけた。しかし左からおっつけて左へ回り込んで凌ぐと右のど輪を入れて逆に豊昇龍の上体を起こし、懐に入ると左上手を取った。こうなったらあとは安青錦の流れである。右はおっつけながら豊昇龍を揺さぶると最後は左からの上手投げで豊昇龍を転がした。技能相撲に館内から大きな拍手が上がった。
勝った安青錦は2敗を守ると同時に単独トップの座を守った。一瞬だけ起こされかけたが、左からのおっつけと左への回り込みで徐々に有利な形を作った。改めて見ると思ったほど危なくはなかった。豊昇龍が何らかの手だてを作らない限り、安青錦の連勝が続きそうな気がする。
負けた豊昇龍は内容は多少は良くなったものの、上体を起こせなかったことに変わりはない。また二本のぞいた後に一気に上体を起こせるくらいの出足がないと安青錦には勝てない。稽古場では勝てているようだが、本場所で勝てなければ意味がない。おそらく今後も苦戦が続きそうな気がする。個人的には安青錦の上体を起こせるくらいの出足を身に付けて欲しいと思っている。
13日目終了時点で2敗は安青錦、3敗は霧島と熱海富士の2人となった。また14日目は霧島と熱海富士の3敗同士の取組が組まれたため、14日目の優勝決定はなくなった。
続く
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