2025年11月場所を振り返って 優勝争い 11日目 大の里ー隆の勝戦
そして結びで大の里が土俵に上がった。対戦相手は隆の勝だった。過去の対戦成績は大の里の4勝2敗であり、今年に入ってからは大の里が連勝している。相撲は隆の勝の右のど輪に対して大の里は構わず前に出たものの、足が揃ったところで隆の勝に左から引き落とされた。これで大の里は横綱になって初の連敗となった。
勝った隆の勝は自分の相撲を取っており、10日目に負け越しが決まっているとはいえ、存在感を示した。
しかしこの相撲に関して語るべきはやはり大の里である。九重審判長が指摘する通り、何かがおかしかった。表情も硬く、心と体が一致していないように見えた。また負けるにしても足がもつれるような内容での黒星は見たことがなく、不自然に見えた。よって隆の勝に負けたのではなく、自分自身に負けたような印象が私には残った。
11日目終了時点で1敗がいなくなり、2敗は大の里、豊昇龍、安青錦の3人となった。また3敗で義ノ富士、時疾風、錦富士の3人が追いかける展開になった。残り4日あり、大の里の独走ムードが一転、優勝争いの行方が全く分からなくなった。そして3敗力士のうち義ノ富士は2敗の3人との対戦を終えており、星を伸ばせば初優勝の可能性も出てきた。
続く
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