角界のおにぎり君! 隆の勝 来歴 改名と新十両昇進

 2017年1月場所で、四股名と読みはそのまま「舛の勝」へ変更した。師匠の考えで、心機一転などの意味合いを込めた改名であったが、改名後は勝ち越しを続けた。そして同年9月場所は自己最高位の東幕下3枚目で6勝1敗としたことで、翌11月場所での新十両昇進が決まった。柏市からの関取誕生は麒麟児以来44年ぶりとなった。また十両昇進に合わせて、師匠の現役時代にちなみ、四股名を「隆の勝」へ再改名した。新十両昇進に際して隆の勝は「本当に夢みたい。目標にしていた場所に上がれてめちゃくちゃ嬉しい」と喜びを見せた。その一方で、「同期の輝や、(年下の)阿武咲や貴景勝が活躍している。負けたくない気持ち」と闘志を見せた。

 新十両の場所は9勝6敗で勝ち越した。その後も勝ち越しを続け、2018年5月場所では西十両3枚目まで番付を上げた。幕内が見える位置だったがこの場所は序盤から黒星が先行し、12日目に関取として初の負け越しが決定した。しかし残りを3連勝し、一点の負け越しに止めた。

続く