大相撲

 そして十両の優勝争いは若手期待のホープ3人が入幕したので混戦が予想された。大まかに言えば幕内から陥落した実力上位の力士や、十両で力を付けている若手力士による争いになると見ていた。そして8日目終了時点で1敗は大青山と錦富士の2人、そし ...

大相撲

 三賞は殊勲賞は西前頭4枚目の玉鷲と東前頭15枚目の琴勝峰が受賞した。玉鷲は3回目、琴勝峰は初の殊勲賞受賞となった。また玉鷲は三賞選考委員会で高田川審判部長が「技能賞も敢闘賞も当てはまるが、大の里を倒した相撲が印象的」と説明し、殊勲賞 ...

大相撲

 負けた安青錦はいい経験になったのではないだろうか。有望株ではあるものの、優勝争いは初めてであり、まだ入幕3場所目である。優勝を逃したとはいえ、悲観することはない。そして3敗に後退して部屋へ戻った14日目の夜、師匠から「お前も人の子だ ...

大相撲

 勝った琴勝峰は場所前に優勝は予想できなかったものの潜在能力は高く、その部分では優勝したことへの驚きはない。そしてやはり大きかったのが弟の琴栄峰の新入幕である。今場所は番付が近く、琴栄峰の相撲を琴勝峰が土俵下で見届けてから土俵に上がる ...

大相撲

 そして千秋楽の安青錦と琴勝峰の一番である。安青錦が前傾姿勢で当たったのに対し琴勝峰は真っすぐぶつかり、左差しを狙ったようにも見えた。そして前に出て圧力を掛け、安青錦の両足が揃ったところで左から突き落とすと安青錦がたまらず両手をバッタ ...

大相撲

 私的には千秋楽は琴勝峰が勝って優勝を決めると思っていた。ちなみに私は佐渡ヶ嶽部屋の関係者ではない。理由は2つある。1つは本人が言うように無意識に体が勝手に動いていたことである。霧島戦も相手の動きに応じて柔軟に対応していた。好調である ...

大相撲

 そして琴勝峰は霧島戦だった。過去の対戦は一度だけであり、その時は霧島が勝っている。相撲は立ち合いで琴勝峰が右差しを狙ったが差せないと分かると突っ張りに切り替えた。そして押し合いの攻防から右へいなして上手を取り、そのまま出し投げ気味の ...

大相撲

 3敗の熱海富士は高安戦だった。過去の対戦成績は熱海富士が3勝1敗でリードしている。相撲は当たってすぐに熱海富士の右と高安の左の差し手争いとなった。その後熱海富士が右からいなすと右はおっつけに切り替え、左はハズ押しで高安を土俵際まで押 ...

大相撲

 14日目。最初に土俵に上がったのは2敗の安青錦である。3敗の草野との一番だった。過去の対戦成績は草野の1勝だが、幕下時代の去年の5月場所以来の対戦となった。また安青錦は三役以上との対戦を終えており、千秋楽はトップで並ぶ琴勝峰戦が予想 ...

大相撲

 そして琴勝峰は結びで大の里戦だった。過去の幕内での対戦成績は大の里の2戦2勝だが、十両では優勝決定戦を含めて琴勝峰の2戦2勝である。勿論大の里の方が格上だが、大の里は前日は悪癖のまともな叩きを見せており、その部分で琴勝峰に付け入る隙 ...