2024年3月場所個別評価 貴景勝
今場所は8勝6敗1休という成績だった。白星スタートも2日目は阿炎に上手投げで敗れて初黒星となった。そして5日目は熱海富士に敗れて2敗目となったが翌日からは連勝し、前半戦は6勝2敗で折り返した。後半戦は9日目に7勝目を挙げ、カド番脱出 ...
2024年3月場所個別評価 豊昇龍
今場所は11勝4敗という成績だった。黒星スタートとなったが2日目からは白星を重ね、前半戦は6勝2敗で折り返した。そして後半戦は9日目に翠富士に敗れて3敗となり、優勝争いから大きく後退した。結果的にこの3敗目が優勝に向けては非常に痛か ...
2024年3月場所個別評価 霧島
今場所は5勝10敗で負け越した。4連敗スタートとなり、前半戦は2勝6敗で折り返した。そして後半戦も巻き返せず、11日目に若元春に敗れ、早々と負け越しが決まった。それでも千秋楽は琴ノ若を上手投げで破り、大関として意地を見せた。そして取 ...
2024年3月場所個別評価 照ノ富士
今場所は2勝5敗8休という成績に終わった。初日は錦木に敗れ、黒星スタートとなった。その後は連勝するも4日目以降はいずれも金星配給という形で3連敗してしまった。結局7日目に休場届を提出し、休場した。師匠の伊勢ヶ浜親方によると休場の主な ...
2024年3月場所を振り返って 三賞と十両優勝に関して
三賞は尊富士が殊勲、敢闘、技能のトリプル受賞となった。また殊勲賞は尊富士と大の里のうち優勝した方が受賞となったが、尊富士が本割で勝ち、優勝を決めたため尊富士が受賞した。三賞のトリプル受賞は2000年11月場所の琴光喜以来24年ぶりと ...
2024年3月場所を振り返って 優勝争い 千秋楽 尊富士優勝 上位力士の責任
あと一つ、個人的に少し不満だったのは尊富士の対戦相手の相撲内容である。ほとんどの力士が正面からぶつかっており、成す術なく敗れていた。尊富士は先場所は十両優勝を果たしているが、それでも2敗している。また2敗の対戦相手は狼雅と北の若だっ ...
2024年3月場所を振り返って 優勝争い 千秋楽 尊富士優勝 照ノ富士の存在
そしてもう一つは横綱の存在である。14日目の夜、救急車で運ばれた大阪市内の病院から部屋に戻ると、一度は師匠の伊勢ヶ浜親方に出場を止められた。そして断念しかけたが、その後自室に照ノ富士が「どうだ?」と訪ねてきた。尊富士は「この状況はき ...
2024年3月場所を振り返って 優勝争い 千秋楽 尊富士ー豪ノ山戦
千秋楽は尊富士が休場するのであれば午前中までに協会に休場届を提出する必要がある。しかし休場するという報道は入ってこない。この時点で強行出場することが分かった。また午後に師匠の伊勢ヶ浜親方が会場入りした時に初めて取材に応じた。師匠は「 ...
2024年3月場所を振り返って 優勝争い 14日目 阿炎ー大の里戦 琴ノ若ー豊昇龍戦
いずれにしても尊富士は自力で優勝を決められず、焦点は3敗の二人が勝てるかどうかに移った。大の里は阿炎戦が、そして豊昇龍は琴ノ若戦が組まれた。
まずは阿炎と大の里の一番である。真っ先に感じたのは仕切りの時から大の里の雰囲 ...
2024年3月場所を振り返って 優勝争い 14日目 尊富士-朝乃山戦
14日目の注目は勿論尊富士と朝乃山の一番である。過去13日目を終えて二差を逆転された例はなく、尊富士が圧倒的に有利な状況である。しかし協会側は千秋楽まで優勝争いがもつれて欲しいと思っているはずであり、その意味で朝乃山にかかる期待は非 ...
