大相撲

 元琴錦は理由をこう振り返る。「曙の腰が据わるようになったんですよ。以前は腰高のまま突いてきたのが、腰がしっかり据わった状態で長い手がグンと伸びてくるから、体重が乗って一発一発が更に重くなりました。伸ばした手の戻りも早くなって、なかな ...

大相撲

 また2メートルを超える体格を生かす技術を身に付けるために、師匠の元関脇高見山の東関親方は積極的に出稽古をさせた。特に佐渡ヶ嶽部屋には新弟子の頃から大関に昇進するまで毎日のように通っていたらしい。

 そして当時佐渡ヶ嶽部屋 ...

大相撲

 同期入門は横綱貴乃花、横綱三代目若乃花の他に大関魁皇や小結和歌乃山などがおり、そうそうたる顔ぶれだった。そして出世していくわけだが、曙を語る上で本場所の土俵以上に稽古場での出来事は欠かせない。三段目時代の1989年3月場所は、当時屈 ...

大相撲

 大相撲で史上初めて外国出身横綱となり、プロレスラーに転身した曙太郎さんが4月上旬に亡くなったことが4月11日に分かった。死因は心不全であり、54歳だった。心よりご冥福をお祈りしたい。

 2017年4月にプロレスの試合後に ...

大相撲

 5月場所は新小結となったが二桁勝利を挙げられるかが一つのポイントとなりそうだ。二桁勝てば大関昇進への起点となり、そのままの勢いで大関に上がりそうである。逆に二桁勝てなければ大関に向けては少し時間がかかるということになる。個人的には既 ...

大相撲

 書こうか迷ったが、今後を占う上で触れない訳にはいかない。一部報道では飲酒強要疑惑が伝えられているが、もし事実だとしたら今の時代ではあってはならないことである。ただ時代が変わっても大相撲の番付社会は全く変わっていない。よって一歩間違え ...

大相撲

 そして師匠の話ではなく、ここでは北はり磨(はりは石へんに番という漢字)のエピソードを取り上げたい。北はり磨は2024年3月場所で3年半ぶりに十両復帰を果たした。9度目の再十両は史上最多タイであり、37歳は戦後二位の高齢記録となる。番 ...

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 二所ノ関親方は第72代横綱稀勢の里である。体格に恵まれていた上に体が柔らかく、早くから横綱の期待が高かった。そして18歳3か月の若さで幕内に昇進した。その後2006年11月場所では19歳と11か月で小結となった。しかしその後が時間が ...

大相撲

 さて部屋には2024年5月場所現在で力士が24人おり、力士数は九重部屋と並んで2位タイである。ちなみに1位は宮城野部屋の力士が転籍したことで、倍増した伊勢ヶ浜部屋の40人である。

 関取は大の里の他に幕内に復帰した友風と ...

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 2019年1月場所中に現役を引退した元横綱稀勢の里が年寄・荒磯を襲名した。その後2021年8月1日付で所属していた田子ノ浦部屋から力士4人と行司1人を連れて独立し、荒磯部屋を新設した。部屋の新設に施設の完成が間に合わなかったため、新 ...