大相撲

 また幕下上位にはいろいろなタイプの力士がひしめいている。タイプは5つある。

 一つ目は元関取である。7月場所でいえば元幕内の天空海や北磻磨、千代丸などが当てはまる。今挙げた三人のように30代のベテラン力士もおり、引退が懸 ...

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 あくまで私のイメージだが、幕下上位といっても11枚目~15枚目までは十両へはまだまだ遠いといったところである。繰り返しになるが全勝優勝に懸けるしかない。また全勝でなくても6番勝てば次の場所は幕下5枚目以内となり、十両昇進が見えてくる ...

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 また幕下でも上位15枚目以内は成績次第で十両昇進の可能性が見えてくることから俗に幕下上位と呼ばれる。そして十両昇進にかかる唯一の内規に「幕下15枚目以内で7戦全勝した力士は十両昇進の対象とする。ただし番付編成の都合による」というもの ...

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 さて紫雷が幕下上位で苦労したことに関連して、ここでは幕下上位の厳しさを語りたい。何も幕下上位で悪戦苦闘したのは紫雷だけではない。

・幕下上位の厳しさ

 給料に関しては十両以上は月給がもらえる。十両の給料は月額 ...

大相撲

 再十両後の相撲内容に関しては全体として安定感のある相撲が取れている。また紫雷にとっては十両に上がり、毎日相撲を取れていることがプラスに働いているようだ。確かに連日土俵に上がるのは大変かもしれない。しかし幕下以下とは違って一番の重みは ...

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 自らまいた種とはいえ、新十両の場所で怪我ではなく、謹慎での休場はかなりこたえたはずである。確かに給料はもらえ、個室は与えられたかもしれない。しかし絹の締め込み姿や化粧廻しも披露できず、これでは何のための新十両だったか分からない。勿論 ...

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 3年半前に新十両昇進に向けて苦労している力士として芝を取り上げた。結論から言うと芝は2022年1月場所で新十両に昇進し、四股名を紫雷(しでん)に改名した。それでは芝のその後を振り返っていきたい。

 以前原稿を書いた時の番 ...

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 まずは阿武松部屋に入門できたことがラッキーだったと私は思っている。外国人枠は部屋に一人であり、仮に外国出身力士が日本国籍を取得したとしても外国人枠は空かないという決まりになっている。よって外国出身力士が引退しない限り枠が生まれない。 ...

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 師匠は元幕内大道である。東京都葛飾区出身で阿武松部屋所属だった。また身長187センチ、体重172キロであり、右四つと上手投げを得意としていた。幕内在位13場所、十両在位19場所であり、最高位は東前頭8枚目だった。

 新十 ...

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 阿武松部屋は元関脇・益荒雄が1994年10月に大鵬部屋から分家独立して創設した。

 2001年1月場所で小緑が新十両へ昇進し、部屋史上初となる関取が誕生した。2005年5月場所には片山が新入幕を果たした。学生相撲出身者を ...