大相撲

 やはり十両時代に突き押し相撲を見直すと同時に体重増に取り組んだことが今に生かされている。また増量しただけでなく、立ち合いから頭でぶちかますなどして圧力が増した。おそらく気持ちを入れ替えて稽古に取り組んだのだと思う。相撲を見直す前とは ...

大相撲

 そしてもう一つ忘れてはいけないのが先述の貴闘力との張り手の応酬である。1990年7月場所7日目の十両での取組だった。貴闘力がいつものように突き押しの中で軽く張り手を入れると大翔山のスイッチが入ってしまった。貴闘力の挑発に乗ってしまい ...

大相撲

 師匠は元幕内の大翔山である。最高位は東前頭2枚目だった。金沢高校時代はインターハイで準優勝した。そして日大に進学すると三年次にアマチュア横綱となり、四年次に学生横綱を獲得した。また久島以来の大物ということで入門時は各部屋による争奪戦 ...

大相撲

 追手風部屋は2024年7月場所現在、大栄翔が小結であり、平幕には翔猿と遠藤がいる。そして十両力士が3人おり、合計6人を擁する一大勢力となっている。また師匠が日大出身ということで翔猿だけでなく、遠藤、大奄美、剣翔なども日大出身であり、 ...

大相撲

 また常に連絡は取らないものの、翔猿との仲は悪くなさそうである。そして番付で弟に追い越されてもあまり気にしていないようである。確かに相撲を観ても翔猿の相撲には執念を感じるが英乃海の相撲にはそれは感じない。良くも悪くも淡々と相撲を取って ...

大相撲

 英乃海は翔猿の三つ上である。木瀬部屋所属であり、年齢は35歳である。身長186センチ、体重162キロであり、右四つ・寄り・押しを得意としている。顔は弟とはほとんど似ておらず、兄弟と言われなければ分からないレベルである。日大から入門し ...

大相撲

 押しと叩きを得意としている。以前は横へ動くスピードを活かして相手を翻弄した後、引き技で仕留めるといった相撲を取っていた。しかし増量してからは前に出る相撲が増えた。そして前に出てからの引き技が多くなった。前に出る圧力が強くなったからこ ...

大相撲

 最初に目に入ってきたのは幕下時代である。当たってから引いたりいなしたりする相撲が多かった。前に出る相撲ではないのだが、引きやいなしのタイミングが絶妙だった。また土俵際でのいなしも上手く、土俵際の魔術師と言っても過言ではないレベルだっ ...

大相撲

 2021年3月場所は連敗スタートも11日目に新入幕以来の勝ち越しを決めた。その後優勝争いから脱落するも14日目は3敗で優勝争いのトップに立つ小結高安を激戦の末、首捻りで破る活躍を見せた。そして千秋楽も勝ち、この場所は10勝5敗で終え ...

大相撲

 しかし新十両の場所はにし14枚目で6勝9敗と負け越し、壁に跳ね返された。その後2018年1月場所は西幕下3枚目で4勝3敗で勝ち越し、場所後の番付編成会議で3月場所での十両復帰が決まった。そして同年7月場所は9勝6敗という成績であり、 ...