大相撲

 さて優勝争いに関してだが、今場所に関しては大の里抜きには語れない。初日は御嶽海戦だった。元大関の実力者だが、長らく平幕に低迷している。ただ大の里はまだ入幕したばかりであり、御嶽海の実力を肌を通しては分かっていない。よって大の里が負け ...

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 大関に関しては貴景勝がカド番場所となった。負け越せば大関から陥落することとなり、休場という選択肢はない。今年に入ってからは3場所連続で休場しており、3場所合計の白星も僅か10である。長らく大関の座を守ってきたが、いよいよ追い詰められ ...

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 2024年7月場所は横綱照ノ富士が隆の勝との優勝決定戦を制し、3場所ぶり10回目の優勝を果たした。優勝回数10回は公言してきた目標である。終盤は苦しんだものの、ファンとの約束を見事に果たした。また優勝10回は史上15人目であり、達成 ...

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 今場所千秋楽は勝ち越しを懸けての新十両の嘉陽との一番だったが激しい巻き替え合いの末、最後は寄り倒しで破り、勝ち越しを決めた。また取組後は気合いの入った表情を見せていた。自己最高位での勝ち越し、及び若手力士を倒しての勝ち越しは価値があ ...

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 話を紫雷に戻そう。なぜ3年半前に紫雷を取り上げたのか?。十両に上がれず、幕下で苦労している力士はたくさんいる。それは十両に上がれるかどうか、可能性として五分五分と見ていたからである。そして本人が言うには新十両までの8年より、新十両か ...

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 また幕下上位にはいろいろなタイプの力士がひしめいている。タイプは5つある。

 一つ目は元関取である。7月場所でいえば元幕内の天空海や北磻磨、千代丸などが当てはまる。今挙げた三人のように30代のベテラン力士もおり、引退が懸 ...

大相撲

 あくまで私のイメージだが、幕下上位といっても11枚目~15枚目までは十両へはまだまだ遠いといったところである。繰り返しになるが全勝優勝に懸けるしかない。また全勝でなくても6番勝てば次の場所は幕下5枚目以内となり、十両昇進が見えてくる ...

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 また幕下でも上位15枚目以内は成績次第で十両昇進の可能性が見えてくることから俗に幕下上位と呼ばれる。そして十両昇進にかかる唯一の内規に「幕下15枚目以内で7戦全勝した力士は十両昇進の対象とする。ただし番付編成の都合による」というもの ...

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 さて紫雷が幕下上位で苦労したことに関連して、ここでは幕下上位の厳しさを語りたい。何も幕下上位で悪戦苦闘したのは紫雷だけではない。

・幕下上位の厳しさ

 給料に関しては十両以上は月給がもらえる。十両の給料は月額 ...

大相撲

 再十両後の相撲内容に関しては全体として安定感のある相撲が取れている。また紫雷にとっては十両に上がり、毎日相撲を取れていることがプラスに働いているようだ。確かに連日土俵に上がるのは大変かもしれない。しかし幕下以下とは違って一番の重みは ...