2024年11月場所を振り返って 優勝争い 8日目まで
優勝争いは21年ぶりとなる千秋楽相星決戦となったが琴櫻が豊昇龍を叩き込みで破り、悲願の初優勝を果たした。成績は14勝1敗だった。また「祖父ー孫」の幕内優勝は初めてであり、鎌谷家としては先代琴櫻が最後の優勝を飾った1973年7月場所以 ...
奄美を背負って立つ男! 明生 今後に向けて
11月場所は14日目に勝ち越しを決め、3場所ぶりの勝ち越しとなった。また九州・沖縄出身の幕内力士で唯一の勝ち越しとなった。本人も嬉しかったようである。そして今場所優勝争いを演じた豊昇龍は大関だが、サポートする考えは全くなく、自らも番 ...
奄美を背負って立つ男! 明生 部屋の紹介
明生が所属する立浪部屋は1915年に創設されて以来継承され続けている伝統のある部屋である。ただ元小結旭豊の現在の立浪親方は継承後に先代立浪親方と対立し、裁判沙汰となった。結局裁判では今の立浪親方が勝訴している。このような経緯もあり、 ...
奄美を背負って立つ男! 明生 なぜ「奄美を背負って立つ男」なのか?
奄美出身力士は明生を含めて相撲が上手い力士が多い。特に相手の懐に入る相撲を得意としている印象がある。また現在十両の大奄美の自己最高位は東前頭11枚目であり、現在幕下の千代ノ皇の自己最高位は西前頭14枚目である。ともに入幕はしたものの ...
奄美を背負って立つ男! 明生 奄美出身力士の紹介 里山(現千賀ノ浦親方)
最高位は西前頭12枚目であり、尾上部屋所属だった。また身長175センチ、体重123キロであり、左四つと下手投げを得意としていた。幕内在位は6場所だったが十両を中心に館内を沸かせる相撲を取っていた。反り技もあり、一本背負いもあった。1 ...
奄美を背負って立つ男! 明生 奄美出身力士の紹介 禧久 昭広
日大相撲部の元主将であり、1993年と1995年の2回アマチュア横綱に輝いた。そのうちの1回は決勝で後の関脇・栃乃洋(現竹縄親方)に勝っている。身長162センチ、体重90キロの小兵だった。当時は角界は身長173センチ以上という規定が ...
奄美を背負って立つ男! 明生 相撲の取り口
左四つ・寄りを得意としているが、押し相撲も取れる。基本的には立ち合いで頭からぶつかり、押し合いの中で懐に入り、四つに組むといった内容が多い。また四つに組めない時はいなし合いの応酬になることも時々見られる。左四つの相撲に関しては相手の ...
奄美を背負って立つ男! 明生 私が観た印象
最初に目に入ってきたのは十両時代である。実況アナウンサーも若手期待の力士として取り上げていた。スピードがあり、有望なのは間違いない。ただ勝ち越しはするものの星を伸ばせず、二桁勝利には届かないといった場所が続いた。内容的にもあと一歩の ...
奄美を背負って立つ男! 明生 来歴 新三役~現在まで
新三役の場所は相撲を取っての初白星は5日目であり、序盤は苦しい土俵となった。しかし後半は巻き返し、千秋楽に勝ち越しを決めた。そして翌9月場所は新関脇となった。8月30日に行われた会見では「大関への足がかりというか、そういうのを作らな ...
奄美を背負って立つ男! 明生 来歴 新入幕~新三役まで
新入幕の場所は6勝9敗で負け越し、十両に逆戻りとなった。しかし1場所で幕内に復帰した後は連続で勝ち越すと同時に幕内に定着した。その後2019年11月場所は自己最高位となる西前頭2枚目となり、上位総当たりの番付となった。結果は6勝9敗 ...