大相撲

 相撲の取り口を見れば目指すべき力士は間違いなく三代目若乃花である。懐に入り込む形や懐に入った後の技は若乃花にそっくりである。おそらく真似ているのではなく、元の相撲の型が若乃花と似ているということだと思う。ということで若乃花の相撲を手 ...

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 また晩年は膝に特注のカーボン製の装具を付けて土俵に上がっており、懸命の土俵が続いた。そして39歳で迎えた2017年11月場所は8場所ぶりに幕内に復帰した。この場所は8勝7敗で勝ち越し、103場所ぶり2度目の敢闘賞を受賞した。この敢闘 ...

大相撲

 師匠の安治川親方は元関脇・安美錦である。幕内在位97場所であり、関取在位は117場所で魁皇と並んで歴代1位である。兄の安壮富士は元幕内力士であり、大相撲史上16組目の兄弟関取となった。青森県西津軽郡深浦町出身で、伊勢ヶ浜部屋(入門時 ...

大相撲

 現役時代に安治川部屋と伊勢ヶ浜部屋で活躍した元関脇・安美錦は2019年7月場所限りで現役を引退し、年寄・安治川を襲名した。その後2022年12月1日付で伊勢ヶ浜部屋から独立し、櫻庭(現・安櫻)一人を連れて新設扱いで安治川部屋を再興し ...

大相撲

 ヨーロッパ出身の大関はブルガリア出身の琴欧洲、エストニア出身の把瑠都、ジョージア出身の栃ノ心の3人がいる。そのうち把瑠都と栃ノ心は巨漢力士であり、琴欧洲は身長2メートル2センチの長身力士だった。いずれも体が大きく、大関昇進後は怪我に ...

大相撲

 注目しているのは出世の早さや身体能力の高さだけではない。新十両昇進時の記事で、兄弟子の安強羅(あごうら)は「とにかく真面目。一度決めたことは最後までやり抜く。一切手を抜かない。手を抜くくらいだったら、最初からやらない」と語っている。 ...

大相撲

 立ち合いの当たりの強化と増量が挙げられる。ただ年齢は20歳と若く、食事で体を大きくしながら稽古をしていけば自ずと力が付いてくるものと思われる。新十両の場所は体重負けする内容もあり、今年1月場所はどう対応するか個人的に注目していた。し ...

大相撲

 押し・右四つ・寄りを得意としているが、頭を付けての下からの攻めが持ち味である。また下からの攻めは三代目若乃花の取り口と非常によく似ている。前廻しを取る相撲もあり、対戦相手によって押し相撲と四つ相撲を使い分けている。体が大きくないので ...

大相撲

 強く印象に残ったのが2024年1月場所、序二段の優勝決定戦の千代大光戦である。当たってすぐに千代大光が左へ動いた。しかし低い重心から右を差し、左も廻しを取ると一気に寄り切った。圧勝の相撲内容だったが、一番光ったのが体を寄せるスピード ...

大相撲

 次の11月場所で序ノ口優勝を果たすと続く2024年1月場所で序二段優勝した。翌3月場所は三段目に上がったが、6連勝で迎えた7番相撲で敗れて初土俵以来の連勝は20で止まった。東幕下40枚目に昇進した5月場所は5連勝の後、6番相撲で幕下 ...