2020年9月場所個別評価 貴景勝
9月場所は12勝3敗の好成績だった。12勝は大関としては自己最多である。連勝スタートも3日目は北勝富士に押し出されて初黒星。4日目からは白星を重ねるも8日目は元大関栃ノ心に叩き込みで敗れ、前半戦は6勝2敗で折り返した。そして後半戦は ...
2020年9月場所個別評価 朝乃山
朝乃山は9月場所は10勝5敗という成績だった。両横綱が休場で番付最上位として期待が高かった。しかし何と初日から3連敗。これで自分の相撲を見失ってしまった。4日目からは連勝し、11日目に勝ち越しを決めた。後半戦は得意の上手投げを見せる ...
2020年9月場所個別評価 鶴竜
鶴竜は9月場所は全休した。鶴竜は番付発表があった8月24日に電話取材に応じ、相撲を取る稽古を再開させる予定だと話していた。しかしその後調子が上がらず、結局初日から休場となってしまった。確かに出稽古ができず、調整が上手くできないという ...
2020年9月場所個別評価 白鵬
白鵬は9月場所は全休した。8月13日に右膝の内視鏡手術を受け、番付発表後も柔軟運動はできるものの、四股やすり足を行うまでには至っていないということで休場は予測できた。手術をしたので本人も9月場所は休場し、11月場所に再起を懸ける計算 ...
2020年9月場所を振り返って 優勝争い その4
さて優勝争いのポイントになった一番だが普通に考えれば13日目の2敗同士の直接対決である。正代が勝ち、初優勝を手繰り寄せた。しかし私は敢えて8日目の貴景勝と栃ノ心の一番を挙げたい。相撲は栃ノ心が立ち合いの変化で勝った。そして貴景勝は2 ...
2020年9月場所を振り返って 優勝争い その3
14日目。正代は朝乃山と、そして翔猿は貴景勝との割が組まれた。正代は立ち合いでかち上げて朝乃山を押し込み、左上手を取ると最後は右手で朝乃山を豪快に押し倒した。完勝と言っていい相撲内容だった。翔猿は立ち合いから貴景勝を押し込んだが貴景 ...
2020年9月場所を振り返って 優勝争い その2
さて後半戦も混戦が続いたが12日目終了時点で優勝争いが絞れてきた。2敗が貴景勝、正代と新入幕の翔猿の3人、そして3敗が朝乃山と平幕の若隆景と阿武咲の3人である。2敗の役力士は2敗を守り、後半戦の土俵を引き締めた。そして翔猿である。身 ...
2020年9月場所を振り返って 優勝争い その1
大相撲9月場所は東関脇正代が13勝2敗という成績で悲願の初優勝を飾った。熊本県出身、そして東農大出身では初。時津風部屋では1963年名古屋場所の大関北葉山以来57年ぶりである。
初日から両横綱休場に加えて玉ノ井部屋で1 ...
木崎海引退について 受け身 元関脇逸ノ城に関して
4人目は元関脇逸ノ城である。現役力士であり、9月場所は4場所ぶりに幕内に復帰した。年齢は27歳である。またモンゴル人力士であり、身長192センチ、体重201キロの巨漢力士である。相撲の取り口は右四つに組み止めてから寄る相撲を得意とし ...
木崎海引退について 受け身の手本 元幕内朝乃若に関して
3人目は元前頭の朝乃若である。最高位は西前頭筆頭である。現在は年寄・若松であり、高砂部屋付きの親方である。身長176センチ、体重144キロであり、押し相撲を得意としていた。また三役経験がない上に金星もない。ちなみに金星とは平幕力士が ...