大相撲

 兄と同じ佐渡ヶ嶽部屋に入門し、高校在学中の2022年1月場所で初土俵を踏んだ。その後同年5月場所と7月場所で序ノ口、序二段優勝を果たすと同年11月場所で幕下に昇進した。2023年3月場所は西幕下17枚目で3勝4敗となり、デビュー以来 ...

大相撲

 そして埼玉栄高校に進学したが、高1の終わりから新型コロナウイルスが世界的に蔓延し、寮生は解散となった。その後は実家に戻り、元ボディビルダーの父・学さんから近所の公園やジムで指導を受けながら筋トレに励んだ。食事面では実家の居酒屋でも腕 ...

大相撲

 日本相撲協会が6月30日に新番付を発表し、琴栄峰が兄の琴勝峰に続き新入幕を果たした。また史上13組目の兄弟幕内となった。同じく新入幕となった草野、藤ノ川と並んで若手期待のホープである。それでは琴栄峰を紹介したい。

 琴栄 ...

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 番付発表時に改名は決まっていたと思うが、その後の6月6日に先代藤ノ川の服部祐兒さんが64歳の若さで死去した。服部さんは柔道で活躍したが、同志社大学進学後に相撲に転身して才能を開花させた。そして2年次と4年次に学生横綱、3年次と4年次 ...

大相撲

 現役時代の印象としては体が柔らかく、頭を付けての相撲は悪くなかった。ただ一番に対する執着心や執念といったものはあまり感じられなかった。良くも悪くも淡々と相撲を取っていたイメージである。幕内在位49場所だが、二桁勝利もなければ三賞もな ...

大相撲

 師匠の伊勢ノ海親方は元幕内・北勝鬨である。北海道帯広市出身で伊勢ノ海部屋所属だった。また身長183センチ、体重148キロであり、右四つ、寄りを得意としていた。最高位は西前頭3枚目だった。

 1981年5月場所に初土俵を踏 ...

大相撲

 元小結・柏戸は1949年に現役を引退して伊勢ノ海を襲名し、伊勢ノ海部屋を再興した。そして横綱・柏戸や関脇・藤ノ川といった関取を育て上げた。

 3代伊勢ノ海から「柏戸」の四股名を名乗った者が年寄・伊勢ノ海を代々継承してきた ...

大相撲

 相撲の取り口は押し、左四つ、寄りを得意としているが、立ち合いが遅い。そして土俵際で残すと反撃に出るといった内容が多い。一方立ち合いの当たりが強いと先述の2023年7月場所のように手がつけられなくなる。ただ基本的にはツラ相撲であり、勝 ...

大相撲

 入幕後は幕内に定着したが、2020年に十両に転落すると負け越しが続き、あわや幕下落ちというところまで追い込まれた。しかしギリギリのところで回避するとその後は勝ち越しを続け、2022年3月場所で再入幕となった。

 入幕後も ...

大相撲

 藤ノ川は高校時代に着々と実績を積み上げ、複数の大学からも誘われた。しかし父の甲山親方の「今は幕下も多いし、錦木が現役バリバリのうちに胸を出してもらった方が絶対にいい」という助言に従い、伊勢ノ海部屋に入門している。そして入門後は順調に ...