これぞ理想の横綱! 照ノ富士 来歴 横綱昇進と日本国籍取得
4年ぶりに大関に復帰した次の5月場所は初日から10連勝と圧倒的な強さを見せた。しかし終盤は連敗して12勝3敗となり、貴景勝との優勝決定戦となった。決定戦では貴景勝を破り、自身初の2連覇を達成した。また大関復帰場所での優勝も史上初となった。
翌7月場所は白鵬とともに絶好調であり、初日から13連勝した時点で優勝次点以上の成績が確定した。そして伊勢ヶ浜審判部長から昇進条件を達成したとの見解が示され、横綱昇進を決定的なものとした。連勝は14日目まで続き、千秋楽は白鵬との全勝対決に敗れ、3連覇を逃した。しかし場所後の番付編成会議を経て、第七十三代横綱となることが正式に決定した。元号が令和になって以降初のの横綱、平成生まれでも初の横綱となった。モンゴル出身としては2014年の鶴竜以来、7年ぶり5人目の誕生となり、外国出身としては7人目となった。また大関陥落経験者の横綱昇進は1979年7月場所後の三重ノ海以来42年ぶり2人目である。そして土俵入りは師匠の元横綱・旭富士と同じ不知火型を選んだ。
2021年8月4日付の官報において照ノ富士の日本国籍取得が告示された。外国出身横綱の日本国籍取得は5人目となった。帰化に伴い、日本名を「杉野森 正山(すぎのもり せいざん)」とした。
続く
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