令和の怪物! 伯桜鵬 来歴 新入幕の場所まで
入門後は2023年1月場所は7戦全勝優勝し、番付編成会議を経て3月場所での新十両昇進が発表された。3月場所は10勝5敗の好成績だったが次の5月場所は場所前に左肩を痛め、手術も検討された。しかし最終的には大きなテーピングを施した上で出強を選択した。西十両8枚目で迎えたが雅山以来2人目となる新十両から2場所連続二桁勝利を記録した。またこの場所は14勝1敗同士で豪ノ山と優勝争いを演じる極めてハイレベルな優勝争いとなった。また十両での14勝1敗同士での優勝決定戦は史上初の事となったが、敗れて十両優勝を逃した。それでも7月場所での新入幕が決定的となった。また5月28日に行われた宮城野部屋の千秋楽パーティーで7月場所から四股名を地元・鳥取の旧国名でもある伯耆国(ほうきのくに)の「伯」、倉吉市出身の元横綱・琴櫻をたたえた相撲大会で小学校の頃に参加し始めたきっかけとなった「桜ずもう」の「桜」、師匠の現役時代の四股名の「鵬」を入れた「伯桜鵬(はくおうほう)」に改名することが発表された。
7月場所は西前頭17枚目で迎えたが11日目に勝ち越しを決めると翌12日目は小結・阿炎を押し出しで破り、三役初挑戦で白星を挙げた。その後14日目は優勝争いで単独トップに立つ北勝富士に突き落としで勝ち、優勝争いでトップに並んだ。千秋楽は豊昇龍との3敗対決に敗れて4敗となり、新入幕優勝は逃した。しかし活躍が評価され、敢闘賞と技能賞をダブル受賞した。また初土俵から所要4場所での三賞獲得は史上最速となった。
続く
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