奄美を背負って立つ男! 明生 来歴 新入幕~新三役まで
新入幕の場所は6勝9敗で負け越し、十両に逆戻りとなった。しかし1場所で幕内に復帰した後は連続で勝ち越すと同時に幕内に定着した。その後2019年11月場所は自己最高位となる西前頭2枚目となり、上位総当たりの番付となった。結果は6勝9敗で負け越したものの高安に勝ち、対大関戦初勝利を挙げた。また初日は大関から陥落した栃ノ心を破るなど役力士を4人倒し、見せ場を作った。
場所後の12月28日の稽古で左上腕部と肘の筋肉を部分断裂した。そして翌2020年1月場所は強行出場したものの7日目で1勝6敗であり、8日目から休場した。怪我の影響もあり、同年7月場所は十両に陥落した。この場所は10勝5敗とし、6人による優勝決定戦となった。初戦で千代ノ皇を破ると巴戦では同部屋の豊昇龍、天空海との対戦が実現した。そして連勝し、優勝を決めると同時に自身初の各段優勝となった。
翌9月場所で幕内復帰を果たすと勝ち越しを続け、2021年3月場所は東前頭3枚目となった。この場所は正代、貴景勝の二大関を破る活躍を見せると三賞選考委員会で、千秋楽での勝利を条件に敢闘賞の受賞対象となった。千秋楽は剣翔を破り、自身初三賞となる敢闘賞を受賞した。翌5月場所も8勝7敗で勝ち越すと7月場所は新三役となる西小結に番付を上げた。立浪部屋からは1994年1月場所の智ノ花以来で、1999年2月に元小結旭豊が継承して以降では初の三役力士誕生となった。記者会見では三役昇進の要因を語るとともに、今後更に上の番付を目指す意思を示した。
続く
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