遅れて来た大物！ 若元春 最後に
最後に7月場所は千秋楽は朝乃山に敗れ、9勝6敗という成績に終わった。来場所の大関獲りに関しては審判部の考え方一つだが、大関獲りがつながるにしてもハイレベルな成績が求められそうである。またテーピングは施していなかったものの、終盤は負けが混んでおり、場所前の腰痛の影響が出たのかもしれない。終盤に関しては明らかに本来の動きではなかった。そして場所全体で見てもまだ大関に上がれる力までは付いていない。結果を求めるのではなく、もう一回気持ちを切り替えて稽古をし、大関に上がれる力を付けたい。それでも9勝を挙げており、役力士としての役割は果たしている。何も悲観することはない。
7月場所は照ノ富士と貴景勝が休場し、途中から出場した新大関霧島も6勝止まりで来場所はカド番となった。看板力士もこの先が全く分からない状況である。ということで大関に上がれる力さえ付けば上がれるので焦る必要はない。私としてはもう一度自身と向き合い、着実に力を付けて欲しいと思っている。上に上がれる力はあるが、もう少し経験も必要である。半年後あたりに大関に上がれるのが理想ではあるが、まずは関脇の地位を守り、役力士としての役割を果たして欲しい。幕下や十両で低迷していた頃を観てきているので関脇として活躍しているのは嬉しい限りである。そして左四つの相撲に更に磨きをかけ、強くなってくれることを期待したい。
終わり