頭を上げない男! 旭海雄 大島部屋の近況 注目は旭水野
2026年9月場所現在力士数は10人であり、関取は十両の旭海雄一人である。そして注目は幕下の旭水野である。富山県下新川郡朝日町出身で年齢は22歳である。また身長171.5センチ、体重155キロであり、突き、押し、叩きを得意としている。2025年11月場所で新幕下となったが連続で勝ち越しており、今場所は西幕下12枚目で迎えている。柔道経験者であり、本格的に相撲を始めたのは富山商高3年次だった。それでも吸収は早く、高校卒業後は共通の知り合いのつてを頼りに大島部屋の門を叩いた。
出世は早く、2024年3月場所では幕下が目前の西三段目14枚目まで番付を上げた。そして部屋では元関脇の魁聖が引退し、元幕内で怪我から復帰して幕下で奮闘する旭大星を除けば、自身が一番上の番付になった。
いつしか稽古にも身が入らなくなり、一年後の3月場所は東三段目46枚目まで番付を下げ、大阪の後援者をがっかりさせた。「お前はこの一年間、何をやってきたんだ」そう言われて目が覚めた。そして遅れた分を取り戻そうと目の色を変えて稽古に打ち込むようになった。
また年齢もキャリアも上だが、弟弟子の旭海雄に関取昇進で先を越されたことも大きな刺激になっている。頭の中では同じ富山県出身で、何かと気にかけてくれる元大関朝乃山との対戦を思い描いている。「一度は対戦したい。そこまでいかないと相撲界に入った意味がない」と語る。高い目標だが、夢としては悪くない。
相撲内容を見ても物おじせず、思い切った相撲が取れるのが持ち味である。性格もプロ向きと言える。また柔道経験者は投げ技に頼ってしまう力士が多いが、そういった悪癖は私が観た限りでは見られない。今場所は残念ながら負け越したが、巻き返しを期待したいところだ。
続く
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