安定感抜群! 狼雅 師匠の元大関・雅山に関して 初土俵まで

 師匠の二子山親方は元大関・雅山である。茨城県水戸市出身で武蔵川部屋所属だった。また身長187センチ、体重188キロであり、突き、押し、右四つ、叩きを得意としていた。

 中学時代は柔道部に所属していたが、入学間もない5月に出場した水戸市の相撲大会で3位に入り、この活躍が尾曽正人(水戸尾曽相撲道場主宰。元大関・武双山の父親)の目に留まった。そして尾曽の誘いを受け、週1回、道場の土俵がある茨城県立水戸農業高校に通い、尾曽の指導を受けた。そして中学校3年次に中学横綱となり、高校はそのまま水戸農業高校に進み、相撲の練習に没頭した。

 高校卒業後は明治大学に進学した。そして個人タイトルを獲得する活躍を見せると大学3年次の6月に中退して武蔵川部屋へ入門し、1998年7月場所で幕下付出で初土俵を踏んだ。現藤島親方の元大関・武双山も専修大学を中退して初土俵を踏んでおり、入門までの流れが非常によく似ていたことが記憶に残っている。

続く