2023年9月場所を振り返って 優勝争い その1
2023年9月場所は大関貴景勝が熱海富士との優勝決定戦を制し、4場所ぶり4度目の優勝を果たした。成績は11勝4敗だった。また全休明けの大関による優勝は2003年3月場所の千代大海以来二人目の「快挙」となった。なお11勝4敗での優勝は ...
徳勝龍引退について 最後に
最後になるが、確かに平幕上位で活躍できなかったのは事実である。しかし土俵際の突き落としは何パターンも持っており、巨体の割には技の引き出しが多かった。その一方で相手が見ていくように立った時は押し相撲で一気に勝負を付けるといった相撲もあ ...
徳勝龍引退について 私が観た印象
また怪我が少なく、安定感のある相撲を取っていた。例えば四つ相撲が得意の力士は肘を、そして押し相撲が得意の力士は膝を痛めることが多い。しかし徳勝龍は四つ相撲を取るにしてもしっかり組み止める訳ではない。そして押し相撲を取るにしても激しく ...
徳勝龍引退について 相撲の取り口 突き落としのスペシャリスト
突き押しに関しては前に出る馬力はあるものの、立ち合いのぶちかましが強いタイプではなく、このあたりが平幕上位に定着できなかった要因である。しかし突き落としなどの技を磨き、平幕下位~十両で活躍した。また技だけでなく、相手との駆け引きが上 ...
徳勝龍引退について 相撲の取り口 北の湖親方との出会い
相撲の取り口に関しては突き押しと左四つの相撲を併用していた。対戦相手によって取り口を変えていた印象がある。また巨体に似合わず変化やとったりをするなど機動力があった。大きな転機となったのが北の湖部屋への移籍である。この頃は十両を目前に ...
徳勝龍引退について 来歴 現役引退
しかし年齢には勝てず、頑張りもここまでだった。翌3月場所は4勝11敗と負け越し、再び幕下への陥落が決まると陥落後も二場所連続で負け越し、9月場所は東幕下37枚目まで番付を下げていた。本来ならすぐに引退したかったのかもしれないが親方株 ...
徳勝龍引退について 来歴 幕尻優勝後 幕下陥落も1場所で十両復帰
さて翌3月場所は自己最高位を更新し、西前頭2枚目となったが4勝11敗という成績に終わった。しかし6日目は横綱鶴竜を寄り切りで破り、自身初となる金星を獲得するなど見せ場を作った。
2021年1月場所は東前頭8枚目だったが ...
徳勝龍引退について 幕尻優勝 史上最大の大番狂わせ
そして当然だが記録ずくめの初優勝だった。奈良県出身の力士としては1922年1月場所の鶴ヶ濱以来98年ぶり。幕尻での優勝は2000年3月場所の貴闘力以来20年ぶり2例目。その中でも幕内の番付で自分の下に一人も力士がいない例は史上初。西 ...
徳勝龍引退について 幕尻優勝 場所に関して
そして迎えた2020年1月場所は幕尻となる西前頭17枚目だった。2日目に魁聖に敗れるもその後は連勝し、9日目に自己最速の勝ち越しを決めた。翌日以降も白星を伸ばすと14日目は同じく12勝1敗の正代との大一番となった。正代も平幕だったが ...
徳勝龍引退について 来歴 新入幕~2019年まで
2013年5月場所は東十両6枚目だったが優勝争いをし、優勝はできなかったものの12勝3敗の好成績を挙げ、翌7月場所で新入幕を果たした。奈良県からの新入幕は力櫻、大真鶴以来戦後三人目となった。この場所では敢闘賞の候補に挙がり、千秋楽に ...