大相撲

 ということもあり大関昇進後、豪栄道は苦しんだ。カド番抜きに豪栄道は語れない。カド番とは大関が本場所で二場所連続で負け越した場合、関脇の地位に降格する決まりになっており、一場所目に負け越した後の二場所目が「カド番」と言われる。ただし、 ...

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 次は師匠の武隈親方を紹介したい。元大関豪栄道であり、小学校5年生の時にわんぱく横綱、そして埼玉栄高校時代は高校横綱となり、全日本選手権では高校生としては史上4人目となる3位入賞を果たし、鳴り物入りで境川部屋に入門した。

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 所属する武隈部屋は11月場所現在力士は7人であり、関取は豪ノ山一人である。幕下には三段目100枚目格付出でデビューした神崎がおり、関取候補である。以前所属していた境川部屋は幕内に妙義龍、佐田の海、平戸海の三人がおり、境川部屋の方が稽 ...

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 さて私が豪ノ山の存在を知ったのは幕下時代である。背は高くないが馬力があり、スピードが速い。ただとっさに出る引き技もあり、それが少し気になっていた。少しずつその回数は減ってきているが、体が覚えている部分もあるので今後どれだけ減らせるか ...

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 大学卒業後は境川部屋に入門し、2021年3月場所で初土俵を踏んだ。2日目は同じく三段目付出の菅野との一番に勝ってから6連勝した。しかし7番相撲では勝てば優勝決定戦進出が決まる一番だったがマゲつかみの反則があり、黒星となった。翌5月場 ...

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 豪ノ山は入幕3場所目となるが、新入幕だった7月場所は二桁勝利を挙げ、敢闘賞を受賞した。そして9月場所は平幕中位となる東前頭5枚目に番付を上げたが9勝6敗で勝ち越した。平幕中位の番付は勝ち越すのが大変な位置だが、9勝を挙げたというのは ...

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 さてめでたく新入幕となったが目指すは勿論勝ち越しである。番付的には前半戦は番付が近い力士との対戦となり、後半戦は番付が上の力士との相撲となるのでできるだけ前半戦に白星を挙げたい。9月場所のような相撲を力を試すつもりで取ればいいと思う ...

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 そして忘れてはいけないのが弟・木崎海の存在である。既に引退しているが、美ノ海の2つ年下であり、同じく日大出身で2018年3月場所に三段目100枚目格付出で初土俵を踏んだ。そして三段目は二場所で通過。幕下では一場所負け越したもののそれ ...

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 さて美ノ海が所属する木瀬部屋を簡単に紹介したい。元幕内肥後ノ海が所属していた三保ヶ関部屋から分家独立し、2003年12月1日に創設した。部屋は土俵が三面あり、冷暖房を設置している他、稽古場をビデオ撮影できるなど設備は充実しているみた ...

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 さて新入幕に関しては本人の努力もあるが、私は運も良かったと思っている。理由は3つある。

・平幕下位で二桁黒星の力士が多数出たこと

 平幕下位で5人も二桁黒星となるのは珍しいと言っていい。一方妙義龍や熱海富士が ...