2024年3月場所を振り返って 優勝争い 13日目以降の尊富士の対戦相手に関して
さて尊富士が初黒星を喫したものの、新入幕力士の独走が審判部を動かした。13日目の取組編成会議がこの日の打ち出し、つまり全取組終了後に開かれる措置が取られた。通常は千秋楽の割に限り、14日目の打ち出し後に決定される。最近では去年の11 ...
2024年3月場所を振り返って 優勝争い 12日目 尊富士ー豊昇龍戦 大の里ー琴ノ若戦
12日目は尊富士は豊昇龍戦が組まれた。勝てば大鵬の新入幕の連勝記録を抜くこととなり、注目が集まった。相撲は尊富士が左を差し、右はおっつけの形で一気に寄った。しかし豊昇龍は当たってすぐに右へ体を開くと上手は取れなかったものの小手投げで ...
2024年3月場所を振り返って 優勝争い 11日目 貴景勝ー大の里戦
そしてもう一人の2敗の大の里は貴景勝戦が組まれた。相撲は貴景勝のぶちかましにも全く下がらず、逆に押し上げると貴景勝がたまらず引いたところを押し出し、土俵下まで吹っ飛ばした。また対大関戦初勝利となった。内容も堂々たるものであり、どちら ...
2024年3月場所を振り返って 優勝争い 11日目 尊富士ー琴ノ若戦
11日目は尊富士は2敗の琴ノ若との取組となった。この一番に尊富士が勝てば琴ノ若は3敗となり、優勝争いから大きく後退する。よって新入幕優勝が更に近づく。一方琴ノ若は大関陣の先陣となったが、ここまでの成績を考えると最後の砦とも言っていい ...
2024年3月場所を振り返って 優勝争い 10日目 尊富士ー大の里戦
10日目は尊富士と大の里の直接対決が組まれた。また10日目ではあるものの、優勝争いを大きく左右するという意味で大一番となった。しかも片やちょんまげ、片やさんばらであり、大銀杏を結えない者同士の優勝争いは異例である。
注 ...
2024年3月場所を振り返って 優勝争い 9日目 阿炎ー尊富士戦 大の里ー若元春戦
9日目は全勝の尊富士は阿炎戦が、そして1敗の大の里は若元春戦が組まれた。
まずは阿炎と尊富士の一番である。阿炎にとっても直接対決で尊富士を引きずり降ろすチャンスである。また初日から二大関を破るなど5連勝スタートを切って ...
2024年3月場所を振り返って 優勝争い 前半戦
初日から一横綱二大関が敗れ、2日目は三大関が敗れるなど序盤から荒れる春場所を予感させた。そして先場所優勝した照ノ富士は先場所は7日目に2敗目を喫したが今場所は4日目に2敗となり、苦しい状況となった。結局その後は連敗し、力が出ないとい ...
2024年3月場所を振り返って 始めに 尊富士初優勝に関して
2024年3月場所は新入幕で東前頭17枚目の尊富士が13勝2敗という成績で初優勝を果たした。初土俵から所要10場所での制覇は史上最速となった。また新入幕での優勝は1914年夏場所の両国以来110年ぶりとなった。ただ当時は年二場所しか ...
館内を盛り上げる男! 翠富士 最後に
3月場所は7勝8敗で負け越した。12日目に勝ち越しに王手を懸けたものの終盤は3連敗で場所を終えた。小兵力士なので終盤の連敗は仕方がない部分もある。それでも9日目は豊昇龍を肩透かしで破り、存在感を見せた。豊昇龍にとっては痛い3敗目とな ...
館内を盛り上げる男! 翠富士 師匠の伊勢ケ浜親方に関して
師匠の伊勢ケ浜親方は第63代横綱旭富士である。優勝回数は4回であり、右四つ主体の技巧派として活躍した。そして引退後は安治川部屋を継承した後伊勢ヶ浜部屋を再興した。日馬富士と照ノ富士の二横綱を育成したのは立派の一言である。