大相撲

 十両の優勝争いは今年3月場所で幕内優勝を果たし、今場所は西11枚目まで番付を下げていた尊富士が初日から白星を並べると同時に格の違いを見せつけていた。怪我の影響もなく、このまま独走するものと思っていた。しかしこういう時は大抵ライバルが ...

大相撲

 三賞は二度目の優勝を飾り、場所後に大関に昇進した関脇・大の里が敢闘賞と技能賞の2つを獲得した。いずれも3度目の受賞となった。また自己記録を更新する新入幕から5場所連続の三賞受賞となった。技能賞に関しては左からの攻めに成長が見られると ...

大相撲

 そして大の里の一番である。結びで豊昇龍戦となった。対豊昇龍戦は土俵の上では3戦3敗であり、そのいずれもが右からの下手投げで敗れている。大の里にとってはまさに「天敵」であり、結果だけでなく精神面も問われる一番となった。また豊昇龍はここ ...

大相撲

 霧島と高安は3敗同士の対戦となった。特に霧島は関脇であり、大関復帰に向けて非常に大事な相撲である。相撲は高安が今場所良く見せている細かい突っ張りで霧島を突き起こした。しかし霧島も下からあてがって応戦し、後ろには下がらない。そして霧島 ...

大相撲

 14日目。まずは優勝の可能性を残す3敗力士の取組からである。錦木は王鵬との一番だった。王鵬は自己最高位で勝ち越しており、新三役に向けて非常に大事な終盤戦となる。相撲は立ち合いで錦木が珍しく右からかち上げると左を差して一気に寄り、王鵬 ...

大相撲

 そして取り直しの一番である。立ち合いで琴櫻のモロ差し狙いは変わらず。一方大の里は右を固めたのは同じだったが左は肘を上げ、かち上げるような形で当たった。これにより最初の相撲より立ち合いの威力が増した。そして大の里が圧力で勝った分、あっ ...

大相撲

 そして結びの一番である。大の里は琴櫻戦だった。この一番に勝てば2度目の優勝に大きく近づく。そして3場所トータルの勝ち星が大関昇進の目安の33となり、場所後の大関昇進が見えてくる。それに加えて昨日とは違って大関戦であり、大の里にとって ...

大相撲

 錦木の直後に2敗の高安が登場した。対戦相手は大栄翔であり、2日続けて小結との取組となった。大の里とは星一つ差であり、悲願の初優勝に向けて負けられない一番となった。相撲は当たってから大栄翔を突き起こすも下からあてがわれると押し返され、 ...

大相撲

 13日目と14日目は3敗力士を含めて優勝の可能性のある力士の取組を取り上げたい。

 13日目。3敗の若隆景のみが幕内前半戦での土俵となった。欧勝馬との一番だったが立ち合いで頭から当たって押し込むと相手の反撃のタイミングを ...

大相撲

 最後に土俵に上がったのは霧島である。大の里の初黒星を土俵下で見ており、モチベーションが上がったかもしれない。また優勝争いは勿論、大関復帰に向けて大事な土俵となる。対戦相手は琴櫻だった。過去の幕内での対戦成績は10勝3敗で霧島が大きく ...